夜逃げのリスク

多くの借金を抱え、多重債務者となり、いざ逃げようとしても、そこには様々な難しい問題が存在します。いわゆる夜逃げと言うものです。消費者金融や、ヤミ金などの過剰な取立てにあうと、人間誰しもが嫌気がさし、逃げたくなるものです。
また、多重債務者になると、多くの人は、常に頭の中がお金と返済のことで一杯になり、思考が一方通行になりがちです。その為「逃げる」というキーワードしか思い浮かばなくなり、結果、「夜逃げ」という選択を選んでしまうのです。
しかし、逃げたからと言って、問題は簡単に解決するものではありません。むしろ逃げてしまうと、余計に自身へ負担をかけてしまうことになりかねないのです。
解決し難い問題として、まず、住民票の問題があります。引越し時に異動させなければならないアレです。消費者金融やヤミ金などでは、もし債務者が夜逃げをし、行方不明になると、債務者の住民票異動チェックをし始めます。つまり、住民票を追うことで、債務者が新しい住所へ、住民票を異動させると同時に居場所が分かるというわけです。
では、住民票を異動しなければ解決するのかと言えばそうではありません。そう簡単に済む問題ではないのです。消費者金融や、ヤミ金による住民票異動チェックは、頻繁に行われ、早々に止む事はありません。それが長い間、長ければ数年間も続くことになるのです。もちろん、住民票の異動がばれたら最後、債権者がやってきます。
では、住民票を異動しない場合はどうなるのでしょうか?具体的には、まず安定した定職に就くことができません。就職が難しくなるのです。仕事はというと、アルバイトやパート、日雇い労働者として働かなければならないでしょう。そうなると、今まで以上に生活が苦しくなることが予想されます。
また、健康保険に加入することができない為、もし怪我や、入院をした場合、治療費や入院費が全額自己負担となってしまいます。入院や手術費用の全額自己負担など、考えただけでも、とても払える額ではないはずです。
そして、子供を持つ家庭の場合、住民票がないと「就学通知書(入学通知書)」が貰えません。そうなると児童は仮入学となり、住民票が揃うまでは入学できないことになります。(教育委員会に別途相談可能)
このように、簡単に夜逃げと言っても、大変リスクを伴うものなのです。どうしようもなくなって、逃げたいという気持ちはあるかと思いますが、逃げるだけでは何も解決しないのです。
できることならば、「夜逃げ」を考えている方は一度、民間の相談窓口や、専門家に相談してみることです。逃げることよりも、より良い改善方法が見つかることは確かでしょう。
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