テラネット(信用情報機関)の恐怖

テラネットとは、信用情報機関の一つである「全国信用情報センター連合会」略して全情連が出資して、1999年に設立した会社です。テラネットはまだ新しい信用情報機関ですが、加盟企業は、銀行系クレジットカードから消費者金融、信販会社など、多岐に渡ります。そして、取り扱っている情報の質や量にも、すさまじいものがあります。
テラネットに登録されている情報には、下記のような情報があります。
□本人を特定する情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、性別、勤務先、勤務先電話番号など)
□お取引に関する情報お取引形態(クレジットカード利用、証書貸付等)・利用日・最新入金日・残高金額など
□お取引から発生する情報破産申告・延滞後解約・代位弁済・債権譲渡など
□会員が当社に照会した日付などの情報照会日・申し込みの種類
特に重要なポイントは、「事故情報」以外のホワイトと呼ばれる情報も取り扱っている点です。(*ホワイト情報とは、事故になっていない取引情報のことです。)
今までの信用情報機関では、「事故情報」にならなければ信用情報は登録されず、事故情報が発生していない限り、その人が多重債務や破綻寸前かどうかはなかなか見極められませんでした。
しかし、このテラネットが登場したことにより、多重債務や破綻寸前の自転車操業をしている人など、「事故情報」になる寸前の人が容易に分かるようになったのです。多重債務者や自転車操業をしている人でも、お金を回して、すべて期日通り返済している人はいるはずです。そういった、今までブラックリストを参照しても実態がわからなかったような人も、テラネットの登場により把握できるようになったのです。
例として、消費者金融A社に150万円、B社に200万円、C社に50万円、D社に100万円の借金があったとします。はたから見ればすでに破綻寸前ですが、自転車操業でお金を回していて、返済日もきっちり守り、延滞もしていません。
こういった場合、もちろん事故情報にはなりませんから、新しい金融機関でお金を借りようと審査をしても、簡単に通ってしまうことがあります。
しかし、テラネットでは、事故情報以外の、現在の借り入れなどの情報を見ることができるため、この人がもうすぐ破綻しそうだということが容易に把握できます。
これは、金融機関から見れば、とても便利な信用情報機関です。しかし、我々消費者から見れば、とても恐ろしい情報機関と言わざるを得ません。個人情報の観点などから、まだまだテラネットの加盟企業が少ないのが唯一の救いですが、今後も加盟企業が増えていくことは間違いないでしょう。
しかも、テラネットの入会基準は、下記のようになっています。(テラネットHPより抜粋)
第1条 入会申込資格を有する者は、下記(1)及び(2)の要件を充たす者とする。 (1) 個人に対して信用供与を行うことを業とし、以下に該当する者 ア. 貸金業の規制等に関する法律、割賦販売法等の当該業務を規制する法律(以下「業法」という。)に基づく業務を行っている者 イ. 業法の存在しない分野であっても、社団法人日本クレジット産業協会、社団法人リース事業協会等当該事業者としての共通の利益を増進することを主たる目的とする公益法人たる事業者が存在し、これに加入している者 (2) 個人情報の保護に関する法律を遵守し、以下の各号をすべて充たす者 ア. 個人情報の安全管理に係る基本方針・取扱規程等が整備されていること イ. 個人情報の安全管理に係る実施体制が整備されていること ウ. 個人情報安全管理上の信用度が高いこと エ. 経営が健全であること
入会基準はそれほど限定されておらず、入会基準のハードルは低いということが言えます。今後、どのような金融機関、企業が加入するのか、動向が気になるところです。
最新消費者金融コラム >>



ニュースでは教えてくれない金融情報」では、消費者金融・クレジットカードについての知っておくと便利な裏情報?などを中心にご紹介しています。
ニュースでは教えてくれない、金融業界の裏を垣間見ることができるかもしれません。

審査の命運を分ける身分証明書の種類
消費者金融、店頭申込の利点
中小の消費者金融の審査が甘い理由
信用情報機関の情報登録漏れ
クレジット契約、派遣社員の場合
事故情報を載せる基準とは?
債務整理に強い弁護士とは?
もしもの時の返済手続き
金銭借入れ契約書の重要性
もっと知りたい「ヤミ金」の見分け方
見覚えのない請求の対処方法
消費者金融利用のメリットとは?
バックナンバー