媒介業者の巧妙な手口

媒介業者とは、自身では融資をせずに、提携先や知り合いの金融業者を代わり紹介して、消費者と金融業者間で契約が成立すると、融資額の手数料(5%)を消費者から受け取る業者のことを言います。つまり、100万円の融資が成立すると、媒介業者には5万円の手数料が入る事になります。1千万円ならば、50万円、1億円ならば何と500万円手数料収入が入るのです。ただ紹介しただけで、これだけ高額な手数料を取るのですから、まさに、おいしい商売と言えるかもしれません。
しかし、これでは違法な紹介屋と変わりないのではないかと思う人もいるはずです。しかし、これら媒介業者は、きちんと賃金業登録し、法律の範囲内である手数料5%以内で運営している点が、違法な紹介屋とは違う所です。いわゆる合法的な金融業者なのです。
実態は、違法である紹介屋とほとんど変わりありませんが、法律上は合法的に運営していることになります。しかも、媒介業者を始めるのは簡単です。前述したように、紹介するだけで手数料が発生するのですから、人材とネットワークさえあれば、誰もが簡単に始めることが可能なのです。
媒介業者のやり方は、とても巧妙で口が旨く、実態を知らない消費者は、まんまと媒介業者の口車に乗せられて、支払う必要の無い手数料を支払うことになります。
まず、何と言っても媒介業者は客集めが勝負です。誇大広告や、甘い勧誘は当たり前で、とても考えられないような低金利を謳い、どんな人でも借りれるかのような広告宣伝をしています。紹介屋の広告は、スポーツ新聞の金融広告欄や、駅の便所の貼紙などでもよく見られます。「低利5〜7%。即日融資!多重債務者もOK!」などといった広告がそうです。
当たり前ですが、そんな金融機関は存在しません。こうした広告の多くは媒介業者で、連絡をしても、何かしらの理由をつけ「うちでは貸せないが、他の業者からなら貸せるかも、、、。」などと甘い言葉を囁き、提携金融機関を紹介してきます。
そして、それら媒介業者の広告をよく見てみると、面白いことに気づきます。そのどれもが、どこかで聞いたことがあるような企業名ばかりなのです。ここにも媒介業者のうまいやり口があります。
企業名には、「三井住又銀行」や、「武富史」など、大手都市銀行や大手消費者金融などの、世間で名の知れた金融会社の名前の一文字違いや、それと勘違いするような似た企業名がずらりと並ぶのです。
もちろんこれも媒介業者の戦略で、消費者から安心感を得るためのものです。「大企業ならば安心だろう。」「CMをやっているから安心だ。」という、消費者心理を狙って、そういった企業名をわざと付けているのです。
媒介業者に引っかかってはいけません。もし融資が成立したとしても、無駄な手数料を支払うことになります。そして、おいしい話、広告があれば疑って下さい。そんな甘い金融機関があるのなら、誰もが多重債務で悩まないはずです。そして、そんな甘い言葉に乗せられてしまうと、今以上に状況が悪くなるのがほとんどです。
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