増額融資の甘い罠

すでにご存知の方も多いかと思いますが、消費者金融会社にとって、新規のお客様、どこにも借り入れが無いという「真っ白」なお客様は、上客中の上客です。消費者金融の各社員には、大抵毎月ノルマが設定され、これを達成させるのに毎回苦労しています。そんな感じなので、上客は、消費者金融業界全体にとっては見逃せない、他社へ逃してはならない大切なお客様なのです。
しかも、上客はそうそう現れるものではありません。通常は、ノルマ達成の為に、既存の顧客へ貸し出しを行ってノルマをこなしていきます。
それだけに、お客が上客と分かれば、できるだけ借り入れをしてもらいたい為、希望する金額が少なければ、それ以上の大きい融資を迫ってきます。これは、どの消費者金融もほぼ同じで、大手の消費者金融もそう変わりません。
実際の話として、消費者金融を利用するにあたり、特に事故情報がなければ、消費者金融側から、自身が申し込んだ額以上の融資を進められるという人は多いようです。消費者金融のお客となるのは、前述したように、すでに他社で借り入れをしている顧客ばかりで、その限られたパイの奪い合いで消費者金融業は成り立っている所があるためです。
しかし、この消費者金融側の増額融資には、思わぬ問題をはらませています。このように簡単に借り入れ可能である状態や、担当者の低い姿勢が、顧客にいらぬ自信や、信用度(借りれる額)が高いと思わせる、一種の優越感を債務者側に与えてしまうのです。
優越感だけなら、まだ良いですが、簡単に借りれる利便性や、複数の消費者金融の借り入れでも同じように、担当者から低姿勢で増額融資を進められると、自分の信用度は高く、もっと借り入れができる、借り入れしても大丈夫だと勘違いをしてしまいます。
これがいけません。実際の所、消費者金融側から見て、この人は危ないと感じる人は多いはずですが、その時の時期や状況で(担当者のノルマや、会社ルール)、貸付をOKする場合があるのです。
そういった「危ない」人達を審査で通し、貸し出しを行う消費者金融側も悪いですが、自身の信用度の高さを過信し、計画性もなく借り入れを行う債務者側も悪いと言えます。
まず、消費者金融側の増額融資には、簡単に甘えてはいけません。相手側がいくら低姿勢で融資を言ってきても、自身が得するのではなく、大抵は社員のノルマに付き合わされるだけです。結局、借り入れをしても、一時的に身軽に感じるだけで、金利負担は増えるし、返済期間も長くなるという現実が待っています。
もちろん、借りるのにそれ相応の理由があれば、一考できますが、通常なら増額融資を受けたとしても安易にOKを出すものではないでしょう。結果的に、それが多重債務者への近道となってしまうことになるのです。
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